2016年のプロ野球は日本ハムの日本一で終了しました。
ポストシーズンも最後の最後まで手に汗握る熱戦が続き、本当に面白かったです。
では、今年のプロ野球を開幕前の予想とともに振り返ってみたいと思います。
セ・リーグ
順位 | 2016年予想 | 2016年最終 |
1位 | 阪神 | 広島 |
2位 | 巨人 | 巨人 |
3位 | ヤクルト | DeNA |
4位 | 広島 | 阪神 |
5位 | DeNA | ヤクルト |
6位 | 中日 | 中日 |
的中は2球団。
広島が予想を覆して、2位に17.5ゲームの大差でV。
マエケンが抜けて苦戦するかと思いましたが、投打ともに若手が大躍進。
試合内容も劇的で、「神ってる」という流行語まで生まれました。
日本シリーズは残念でしたが、来期以降も期待できるチームができたと思います。
黒田投手も有終の美が飾れてよかったです。
巨人は低調な戦いぶりながら、2位を確保したのはさすが。
CSで敗退して、チームの雰囲気が暗いのが気になります。
DeNAはついに初のCS。
何となく期待感を持たせるチームでしたが、親会社のヤル気もあって、未来は明るい。
筒香は日本の4番に成長しました。
首位に予想した阪神は4位。
金本監督の超変革は、髙山、岩貞、原口、北条らのブレークで、一定の成果はあったと思います。
人気球団ゆえの難しさはありますが、来期はどういう路線で行くんだろうか?
ヤクルトは投手陣が持ちませんでした。
一昨年のチーム状況に戻ってしまったかのような戦いぶり。
中日は最下位予想が的中w
状態が上がらず、監督は休養。
2000年代の常勝球団の姿は微塵もなく・・・。
パ・リーグ
順位 | 2016年予想 | 2016年最終 |
1位 | ソフトバンク | 日本ハム |
2位 | 日本ハム | ソフトバンク |
3位 | 西武 | ロッテ |
4位 | ロッテ | 西武 |
5位 | オリックス | 楽天 |
6位 | 楽天 | オリックス |
なんと予想は全部ハズレ。
日本ハムは最大11.5ゲーム差をひっくり返して優勝。
若いチームで1~2年後には優勝すると思っていましたが、勢いに乗ったハムは強かったです。
大谷の二刀流は、もはや何も言うことはありません。
フロントの戦略、栗山監督の戦術、これらが結実した見事な戦いぶりでした。
まさかのV逸となったソフトバンク。
さすがに昨今のホークスを見ていると、優勝以外あり得ないと思っていました。
しかし、ホークスの強さは揺るぎなく、来年は巻き返してくるでしょう。
ロッテは投打にパッとせず、本塁打は12球団最少。
今年はロッテ特有の勢いや嫌らしさは感じられませんでした。
西武もまたパッとしませんでした。
打線が昨年より一段成績を落としたことと、守備ではエラーが多すぎた。
辻監督が就任して、来年はチームカラーが変わりそう。
楽天はチーム状態を考えると、よくやったと思います。
外国人を一新した夏場以降は打線に厚みが出た半面、投手陣が弱かった。
しかし、安樂と釜田が成長すれば面白くなりそうです。
オリックス・・・。
カネはあるけど、補強が下手。
このチームはまずフロントの意識改革が必要かと。
まとめ
今年は広島と日本ハムという、育成とスカウティングに長けたチームが優勝しました。
どちらも少ないチーム運営費で結果を出すという離れ業をやったので、この2球団のチーム作りはしばらく注目を集めそうです。
世論は育成に傾きつつありますが、育てながら勝つというのは難しいことです。
広島は初めてCSに出場した2013年から優勝まで3年かかりました。
日本ハムは糸井を放出した2013年は最下位になっています。
安易に育成を唱えるファンは、こういう事実に辛抱強く向き合わなければなりません。
私は機構側が戦力均衡に積極的に取り組んでくれさえすれば、特色として金満球団と育成球団があって結構だと思っています。
大事なのはフロントと現場が一体となって、どういうチームを作りたいかというビジョンを持つことです。
今年躍進したチームにはそれがありました。
とはいえ、うまくいったり、ダメだったり、ゴタゴタがあったり、そういうのも含めてプロ野球ですよね。
今年も野球は素晴らしかった。
来年も期待しています。
しばらくは野球ロスの日々ですな・・・。
最後に個人表彰の受賞者予想
MVP
セ・リーグ | パ・リーグ |
鈴木誠也 | 大谷翔平 |
ベストナイン
セ・リーグ | パ・リーグ | |
ジョンソン | 投手 | 和田 |
石原 | 捕手 | 大野 |
新井 | 一塁手 | 中田 |
山田 | 二塁手 | 浅村 |
村田 | 三塁手 | レアード |
坂本 | 遊撃手 | 中島 |
筒香 | 外野手 | 角中 |
鈴木 | 外野手 | 糸井 |
丸 | 外野手 | 西川 |
指名打者 | 大谷 |
ゴールデングラブ賞
セ・リーグ | パ・リーグ | |
野村 | 投手 | 石川 |
石原 | 捕手 | 大野 |
新井 | 一塁手 | 中田 |
菊池 | 二塁手 | 田中 |
川端 | 三塁手 | 松田 |
坂本 | 遊撃手 | 今宮 |
坂口 | 外野手 | 陽 |
大島 | 外野手 | 糸井 |
丸 | 外野手 | 秋山 |
新人王
セ・リーグ | パ・リーグ |
髙山俊 | 茂木栄五郎 |
コメント
我がタイガースがせっかく優勝に予想していただいたにも関わらず、まさかのBクラスに終わりましたことを金本知憲に代わって謝罪します。
今年のセ・リーグは不美人競争であると考え、去年の戦力構成の±から押し出される形でタイガースが優勝かなと思ったのですが、広島というとんでもない美人がいました。
やはり優勝には未知の力の台頭が欠かせません。今年は確かに若手は出てきましたが、ベテラン勢の予想外のマイナスを補うに至らずでしたね。
今年のドラフト会議ではとんでもない失態を犯し、コーチ陣もまさかの全員留任と何かチームが拙い方向に向かっていってるのではと危惧しています。
来年の今頃にお家騒動が起きていないことを祈ります。
野球ファンにとっては2月のキャンプまではつまらない毎日が続きますが、お互いリタイアに向け仕事という敵と戦っていきましょう。
カズ様
コメントありがとうございます。
セ・リーグは混戦になると踏んでいたので、予想は難しかったんですが、マエケンが抜けたカープがあそこまでやるとは思いませんでした。
阪神はもっと安定した戦いをするんじゃないかと思っていました。
しかし、緒方監督だって栗山監督だって少なからず失敗しているわけで、金本監督も今年の失敗を活かすことを期待しています。
プロ野球はオフですね。
我々もさっさとリタイアして年中オフにしてやりたいものです。