「させていただく」文化

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まだ新人ぐらいの時のこと。
上司と客先を訪問した時、先方から仕事を依頼されました。

客「kizakura君、○○についてお願いしたいんだけど」

私「○○ですね。かしこまりました。やります。」

その帰りの車内。
先ほどのやり取りを見ていた上司から、苦言が入ります。

「さっきの会話だけど、お客様に対しては、やらせていただきますでしょ。」

日本の商取引の場では、売り手の立場は圧倒的に弱いです。
いかなる場合でも、お客様は神様。

買っていただく

これが悲しく、もどかしい商慣習です。

買ってくれたら、買っていただいてありがとうございます。

ダメだったら、次回は是非うちにやらせてください。

ああ・・・(絶句)

こうやって、売り手がヘタに下手に出る慣習が根付いちゃってるもんだから、買い手はますます増長するばかり。
こういう所から歪な関係が生まれて、不正に繋がっていくんだよな。

売り手には売り手のプライドがあります。
例えば商品の開発者の立場からすると、営業担当が必要以上の低姿勢で相手方に提案したうえに、不当に買い叩かれたとしたら、やり切れないでしょう。

私はかつて海外を旅した時に、スーパーや駅の窓口等でぞんざいに扱われたことがあります。
まるで「こっちは売ってやってるんだ」とばかりに。

さすがにそこまで堕落すべきではありません。
でも日本の「させていただく文化」は弊害が大きい。
もっとニュートラルに、お互いリスペクトし合える取引の現場を構築すべきだと思います。

余談ですが、これまでのダメリーマン生活の悲しいサガで、何かにつけて「です・ます」ではなくて、「させていただきます」調の怪しい日本語を喋る癖がついてしまいました。
なんか自分の教養まで仕事に壊されちゃった気分。

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